モンテッソーリ教育とは、現在注目されている子どもの教育法です。
新しくママになる方、小さなお子さんを育てているママさんでも、気になっている方は多いのではないでしょうか?
モンテッソーリ教育とは、簡単にいうと「子どもの成長や興味に合わせた環境を用意して、自主的に活動させることで成長を促す教育」です。
上記の説明ではイメージしづらいと思うので、具体例をあげてみます。
例えば、子どもを大人用の大きな椅子に座らせようとすると、座るために大人が子どもを抱き上げたり、
高い椅子から落ちないよう、子どもを支える必要があったり、どうしても大人の手助けが必要になります。
モンテッソーリ教育では、大人用の椅子ではなく、子どもの身体の大きさにあった椅子を用意します。
すると、子どもは自分の意志や好きなタイミングで、大人の手助けがなくても椅子を使うことができます。
このように、子どもの成長に合わせた環境(家具や道具など)を整えることで、子どもが自分から活動できるよう援助していくのが、モンテッソーリ教育の基本の考え方です。
モンテッソーリ教育は、「子どもが選択する」ということを
大切にする教育法です。
『子どもは本来、みずからを成長・発達させていくことができる』
という考えのもと、大人が活動を決めるのではなく、
子どもの選択で遊びや活動をしていきます。
また、モンテッソーリ教育では「教具」という道具を使用します。
子どもの成長段階や目的に合わせた教具を使うことで、子どもの成長を促します。
モンテッソーリ教育を行うことで、子どもの自律性や自立性、社会性や創造力が養われると言われています。
モンテッソーリ教育のメリットには、下記のようなものがあります。
・自立性、社会性、集中力、創造力が養われる
・物事への忍耐力や責任感が身につく
・視覚、触覚の理解力が向上し、手先が器用になる。
・語彙が豊かになる
・個性を伸ばすことができる
・子どもが自分から活動することで、「学び」を楽しめるようになる
また、モンテッソーリ教育のデメリットとして言われていることは、下記のようなものがあります。
・外遊びが少なくなり、運動不足の心配がある
・周りに合わせる活動が苦手になる
・子どもへの関わり方が難しく感じられることがある
・教具などの費用がかかる
モンテッソーリ教育では、子どもの成長段階や目的に応じた教具を使用します。
おもちゃは子どもを楽しませることを主な目的として作られています。
対して、教具は子どもの成長を促すために作られたもので、子どもが活動に集中できるよう、色や形が洗練された、シンプルなものが多いです。
教具には、下記のようなものがあります(一例です)
・積み木などの感覚教具
・シール貼り、紐通しなど日常生活につながる教具
・絵カード、ひらがなカードなど言葉の教育に役立つ教具
・算数棒、地球儀などの年長さん向けの教具
このような教具を成長段階にあわせていくつか用意し、子どもにやりたい活動を選んでもらいます。
このような教具での活動を通して、子どもは楽しみながら学ぶことができます。
モンテッソーリ教育は、「子どもが選択する」ということを
大切にする教育法です。
『子どもは本来、みずからを成長・発達させていくことができる』
という考えのもと、大人が活動を決めるのではなく、
子どもの選択で遊びや活動をしていきます。
モンテッソーリ教育によって、子どもの自立性や集中力が育つ、個性を伸ばすことができるなど、様々なメリットがあります。
紹介したようにデメリットも挙げられていますので、お子さんの様子をみながら育児に取り入れていくことが大切です。
モンテッソーリ教育の考え方を知り、教具を用意することで、家庭での育児にもモンテッソーリ教育を取り入れることができます。
また近年では、保育所や幼稚園など保育施設でモンテッソーリ教育を取り入れているところもあります。
家庭で行うことにハードルを感じられる方は、そのような施設を探して利用してみるのもいいかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。