今回は、メジャーなハーブティーとその効能をご紹介します。
いつもはコーヒーや紅茶を飲むけど、時々気分転換にハーブティーを飲まれる方も多いのではないでしょうか?
ハーブティーは、日本では嗜好品として飲まれるのが一般的ですが、欧米などでは薬として利用されることが多いそうです。
ハーブティーには様々な種類がありますが、実はその効能もさまざまです。
ハーブの効能を知れば、自分の心身の状態やお悩みに合わせてどのハーブティーを飲めば良いかが分かるようになります。
そうすれば、より一層ハーブティーを楽しめますよ。
人気のハーブティー4選
- カモミールティー (ジャーマンカモミール)
胃腸の調子を整える
ストレスや不安、不眠をやわらげる
- ルイボスティー
抗酸化作用
便秘、アレルギーの緩和
- ローズヒップティー
抗酸化作用
シミやソバカスを防ぐ
肌の弾力を保つ
- ハイビスカスティー
クエン酸が豊富
代謝促進
利尿作用もあり
カモミールにはいくつか種類があり、飲用に使われるのはジャーマン種が多いです。
消化を助けて胃腸の働きを整える効果があります。
また、ストレス性の下痢を鎮める効果もあると言われています。
心を落ち着ける効果もあり、ストレス、不安、不眠をやわらげます。
お休み前に飲むのもおすすめです。
作用が穏やかなため、子どもにもおすすめできるハーブです。
古くから「不老長寿のお茶」として飲まれてきた、南アフリカ共和国原産のお茶です。
フラボノイドを多く含み、活性酸素を取り除く効果があります。
そのため、若々しさを保つハーブとして多く飲まれています。
さらに、便秘、冷え性、抗アレルギーの効果もあります。
ローズヒップは、ローズの偽果と呼ばれる部分から、種子や白毛を取り除いたものです。
ビタミンC、ビタミンEを多く含み、特にビタミンCはレモンの20~40倍も含まれています。
肌を酸化から守ることでメラニン色素の生成を妨げて、シミやそばかすを予防します。
コラーゲンの生成にも関係し、肌の弾力を保つ効果もあります。
クエン酸を多く含み、代謝を促進する効果があります。
東京オリンピックの金メダリストのアベベ選手が飲んでいたことで一気に有名になったハーブティーです。
利尿作用も高く、むくみ改善にも効果があります。
ハーブティーを飲む際に、いくつか注意するポイントが2つありますので、ご紹介します。
- 毎日、少しずつ飲むのが効果的
- 医師のアドバイスを大切にしよう
ハーブティーは飲むと消化されて主に尿として体外に排出されます。
長く体内に留まることはないので、時間をおいて複数回に分けて飲むのが効果的です。
1日3回、食後に飲むなど習慣化することがおすすめです。
また、食後に飲むことで胃の中に食物がある状態で飲むことで、ハーブティーの効果が緩やかになります。
ただ、飲み続けてはいけないハーブもあるので、1~2週間飲んだらしばらく飲まない期間をあけるなどすることをおすすめします。
毎日ハーブティーを飲むときは、ティーバック入りのハーブを使うのが便利です。
一杯分を直接カップに作れるので、生活に気軽にハーブティーを取り入れることができます。
新しいハーブティーを飲むときは、そのハーブの働きや注意点を理解しておくことが大切です。
ハーブの中には妊娠中の方は避けたほうが良いとされているものもあります。
また、持病のある方や通院している方は医師に相談してから飲みましょう。
ハーブは病気を治すものではなく、軽い症状をやわらげたり、予防のために飲用されるものです。
自分の判断だけに頼らず、柔軟な気持ちでハーブティーを生活に取り入れていってもらえたらと思います。
今回は人気のハーブティーと効能4選を紹介しました。
ハーブティーはこの他にもたくさんの種類があり、効能も様々です。
自分にあった効果のあるハーブティーを探して飲んでみるのもいいですね。
興味を持った方がいましたら、ぜひチャレンジしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参考文献
『いちばんわかりやすいハーブティー大辞典』監修 榊田千佳子 渡辺肇子